おもちゃばこ

旅行とか、映画とか、好きなものを自己満足程度ですがシェアできたらいいなと思っています!

【いわしや】讃岐うどん

今日書きたいのは、コスパ最強のうどんやさん。

「いわしや」です。

香川から直送の本格讃岐うどんのお店で、

とにかく麺がしこしこしていて、味が最高。それでいて安く、うどんやさんらしく早い。

店内も明るく広く、綺麗です。

 

青山一丁目の0番出口直結、青山ビルヂングの地下1階、レストラン街にあります。

 

種類は豊富で、王道の釜玉のほか、カレーうどんなど10種類ほどから選べます。

 

いろいろ食べて見た中でも、個人的に一番気に入っているのがこちら。

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辛味大根おろし、鰹節、すだち、カイワレがのったヘルシーでさっぱりした一品。

税込680円です。

テーブルについている、こちらも香川の醤油をかけて食べます。

 

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また、お好みで天ぷらをつけられるのですが、これがまた結構良いのです。

お気に入りのは舞茸。結構しっかり大きくさっくさく。

半熟卵の天麩羅もうどんと混ぜるとおいしいです。写真は紅生姜と卵。

他にもチクワや魚やら種類はたくさんあって、100円代とお安い。

 

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冬はあたたかいうどんに限ります😋

釜玉に、無料ネギをたっぷり乗せて、お気に入りの舞茸と紅生姜!

 

持ち帰り用の生麺も販売しているのですが、1パック2人前で400円とかなりお得です。

 

あんまり混んだら嫌だなぁと思いながらも、紹介せずにはいられない大好きなお店です😊

国内線機内食でおせち体験

あけましておめでとうございます。

2022年なんて、近未来感ありますね。

 

元旦から飛行機乗る用事があって、ANAのプレミアムクラスに乗ってみました。

 

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そしたらなんと、おせち料理にお吸い物!

豪勢で、いろんなものが一口ずつ入っているのでバラエティーに富んでいて、すごく贅沢してしまった気分です。

美味しかった。

 

ちなみに、帰りはこれだったよ⭐︎

おせちじゃないけどレベル高いですね。

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ちょっとハッピーになれました。

美味しい食事は人を幸せにしますね。人間も生き物ですもんね😋

 

ちょっと短いけど、ぜひともシェアしたい体験だったので読んでくださった方ありがとうございます。

 

 

 

バブルなレストランに行ってみた

今回紹介したいのは、渋谷駅からほど近い路地のビルに入っているカジュアルレストラン。

igu&peaceです。

 

お店のテーマはバブル!

全てがこだわっていて、ちょっとワクワクした非日常感を求めてぜひ行ってみてほしいレストランです。

 

■隠された入口

まずは入口から。エレベーターを降りると、そこはこの本棚のような狭い空間。

レストランの入口はありません。

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写真を撮ると明るいけれど、実際はかなり薄暗いです。

え?と思っているうちにエレベーターの扉が閉まると急に暗い密室のような小部屋に閉じ込められたような感じになります。

(初めてきた時は知らなかったので、本当にちょっと心細くなりました😂)

 

しかしよく見ると、何やらメッセージが書いてあります。それに従い、次々と現れるミッション(?)をクリアしていくと、ついにレストランへの扉が開くのです。

 

入るところからすでに一仕事した感がありますね。ワクワクします。

 

■こだわりの店内

レストランの中も暗めなのですが、まず目に入るのは店の真ん中にいるミニクーパー

よく見ると中はテーブルと椅子があり、車の中で食事できるようになっているのです。(この席は3名までですがかなり人気。何度かトライしましたが先の予約でもいつも埋まっていて、この席に座れたことはありません。)

 

他にも特徴的な席が多く、テラスや普通のテーブル、カウンターはもちろん、その他に、ロフト(靴を脱いであがる宅飲み感のある席)やブランコ席(カップル用ですね)、その他VIP roomといって個室もあるんです。

 

その個室がこちら。
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豪勢なシャンデリアに、なんと、バスタブ付き。もちろん水は張っていない飾りですが。
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お席は、ベッドよりも大きなソファーに丸テーブルが食い込んでいるような形。

こちらも靴を脱いでソファーに上がって食べます。

壁にもお姫様の部屋のようなシャンデリアが。


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ユニオンジャックを模した鏡まで。

デートや女子会は大盛り上がり間違いなしです。

 

 

■遊び心いっぱいのメニュー

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お食事は普通に美味しかった記憶が。

高級店ではないし、正直料理がすごく良いから紹介したい、とかいう感じではありませんが、

個人的には結構好きです。

 

お通しも、ゆで卵に胡椒のムース(?)を乗せたような、少し手が込んだお料理。

 

フード・ドリンクメニューが雑誌になっているのも魅力的です。上の写真でわかるかな?テーブルにある雑誌は全てメニューです。

 

普通にイタリアンがメインかなという感じですが、種類や味が豊富で楽しいですよ。

いろいろなのをオーダーしてみんなで少しずつシェアするのが楽しいかも。

 

カクテルの中に、光るものが入っていたり、液体窒素を用いたデザートとかもあります。

 

食事だけではなくエンターテイメントを求めて、ぜひぜひ行ってみてほしい大好きなレストランでした🙋‍♀️

 

https://iguandpeace.com/floor/shibuya.html

🇯🇵初島

初島は、熱海港から船で20分でつく静岡県の小さな島です。

最近、PICA初島アイランドリゾートとエクシブが参入して、東京からすぐいけるリゾートとして知られています。

一泊もできますが、日帰りでも楽しめます。

 

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さあ熱海港から出発。1,2時間に1便の割合で船が出ているので、比較的便は良いです。

島は全体的にお店なども早く閉まるので、最終便も早めです。

日帰りなら遅くても昼頃にはつきたいところ。

 

そこそこ大きな船で20分なので、あまり船酔いの心配もない感じです。

デッキは風が強くて少し寒いです。


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出航から20分後には到着!

釣り具を持っている人と、ダイビングやシュノーケリングをされる人がすごく多いよう。

 

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港から入ると、まず左手にみえてくるのはこの商店街。

なんだかすごくこの光景が懐かしいような気持ちになって好きでした。

左手に広い青い海を臨んで、右手は海鮮のお店がならんでいます。


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そのまま進むとお店はなくなりこの一本道。青い空と青い海が本当に美しい。

静岡とは思えません。因みに10月です。

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いかのトイレも観光地として載っていました。かわいい。

 

そのまま歩くとPICAのリゾートにぶつかります。近年初島が有名になったのはここのおおかげといっても過言ではないほどです。

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プールとか、海の遊びとか、BBQとか、ハンモックがあったり、宿泊となると、大きなキャンピングカーのようなトレーラーに泊まれるのも楽しそう。
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PICAのリゾート内のBALI島をイメージした南国空間。入場も有料ですが、宿泊してなくても使えます。

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ハンモックに揺られながら休憩しましょう。暑くて結構疲れるのと、お店に入らないと座るところがあまりないんです。
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ビールが最高!果物をそのまま使ったシャーベットも魅力的。

食事も食べられます。
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海を臨むブランコもありますよ。

行列だったので断念してしまいましたが、すごく気持ちよいでしょうね。

 

リゾート内には、アスレチックも広くてたくさんあって楽しそう。

宝探しなんかもあります。

 

それを超えてまた歩いていると、わりとすぐに今度はエクシブ初島が出てきます。

そして次にはヘリポートが。

一応観光地みたいで、入ってよいことになっています。f:id:ellensdays:20211023002050j:image

 

そのまま歩いていると、移転してしまった過去のBBQレストランや、海洋研究所がでてきます。

数年前に閉鎖されて、中はがらんとしていますが、ガラス張りで、中に食器とかはそのまま残っているのをみると、なんだかディズニーシーを思い出してしまいました。

 

そして無事に島を一周。最初の港へ戻ってきました。

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島の外周に観光地が並んでいて、島民の方は内陸部に住んでいるみたいです。


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港から見える、すぐのところにあるのは初島小中学校。

ログハウスの校舎がおしゃれですよね。

島内唯一の学校で、高校に上がるとみんな島を出るそう。

右上に少しだけうつっている見晴台、わかりますか?駿河湾を一望できるようになっています。
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🇯🇵幕張

ディズニーリゾートも近い、千葉県の幕張。

今回は二泊三日の一人旅の目的地として選びました。

 

私は一人旅は嫌いじゃないものの、一人でレストランとか飲み屋とか行くのは苦手な方なので、あまりザ・観光地みたいなところは寂しいなあと思ったのと、でも少しのんびりして、なんでもいいので温泉に入りたかったという理由でチョイスしました。

 

幕張は、道などの規模が大きくて、アウトレットや幕張メッセなど広い土地がよく生きている海辺の町です。

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普通の道路からちょっと入ればすぐに海。砂浜をずっと歩けるんです。
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2月なのに風がすごく気持ちよかった。春を先取りした気分。
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道路と海をつなぐ小道。
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夕陽と海は本当にいつまででも眺めていられます。


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歩道までおしゃれで広くって。ヤシの木は南国を思わせますね。

この右の木々の間を抜けるとさっきの海なんです。

海辺のマンションなんて、うらやましい~

広い道路も青い空も海辺の空気も気持ちよくて、どこまででも歩いていけそうな気がします。お散歩楽しめますよ。


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アパホテルに泊まりました。

一人で高級ホテルは寂しいのでビジネスホテルがよかったんですが、アパホテル東京ベイ幕張は、もともとプリンスホテルを改築したものらしく、ほかのアパホテルより作りがよいよう。

結構しっかりした温泉もついていたのが良かった◎

平日なのになかなか混んでいたけれど。

 

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アパホテルの部屋からの眺めです。海が見える~!

 

写真はないですが、もちろん一日お買い物にいそしみました。

幕張といえばアウトレットで有名ですよね。

駅から直結なので、アクセス抜群。

 

翌朝はなんだかハワイ気分だったので、アウトレットの最上階のテラスにあるHONOLULU COFFEEへ。

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再びお買い物を楽しんだあと、お昼はホテルに戻ってランチ。

(まあ今回は2泊あったので2回アウトレットにいきましたが、そうでなかったら一日で十分かな。広さは一日あれば十分に回りきれる広さです。)
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幕張駅の大きさもさることながら、アウトレットと反対側に歩くと大きな商業施設がいくつかあります。EAONで好きなものをチョイスしてホテルで食べるっていうのも悪くないなと思いまして!おいしそうなお寿司とチーズのおつまみを購入し、ホテルへ戻ります。

ホテルでのんびりお昼を食べて、そのままベッドに転がってっていうのも最高でした。

 

夜はさすがにお仕事を少し…。

 

幕張、よかったです。

🇬🇧ハリーポッタースタジオツアー @Warner Bros studio

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初めて生で見るホグワーツ城は模型でも圧巻。細部までしっかりと再現されています。

イギリス、ロンドンにあるワーナーブラザーズスタジオで、ハリーポッターのメイキングツアーが行われています。ポッタリアンとしてはイギリスに行くなら絶対に逃がせないイベント。

 

徹底的にご紹介します。と言っても敷地は広すぎて、写真が多すぎて、分厚いアルバムができそうな勢いだったのでこれでもかなり削りました😢

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ファンはこのHarry Potterの文字が建物についているだけでそそられますよね。

 

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ロンドンの駅で集合し、このバスでスタジオまで送迎。まあテンションの上がること!!

 

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チケットセンターの上空には既にウィーズリー家の空飛ぶ車が。2話で大活躍でしたね。イヤホンガイドはちゃんと日本語もあります。

 

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チケット買った後、まだ入場前のところにすでにハリーがダーズリー家で与えられていた自室(という名の、押し込まれていた物置部屋)が。ここは階段とこの物置だけのセットとなっていました。

ハリーのホグワーツ入学前の感じと、入り口に入る前の我々お客さんのどきどき感がうまくリンクしていますね。細部までしっかりと作りこまれているのは本当にさすが。

 

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まず入ると大きなホールに通されて、お話を聞きます。といってもこの部屋はホグワーツの廊下ですね。騎士の像がたくさんいる廊下。

最初の扉を開けられるのは、今日誕生日を迎えるお客さん!

 

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最初の扉を開けるとそこはあの食堂となっている大広間。お皿も並んでいます。

4つの寮で座席がわかれて大きなテーブルに生徒たちが並んでいるシーンは毎年必ず何度も映画に出てきますよね。

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生徒たちの制服姿。ローブを除けばいたって普通の日本にもよくある制服なんですよね。ネクタイの色やカーディガンのラインの色、ローブの色を寮ごとに統一しているのがおしゃれ。休暇のときには私服で食堂にいるシーンもありました。

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前方には映画通り、教授陣のテーブルが。顔がなくても誰が誰か一目瞭然です。

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横の方には出演機会の少なかった先生方もいるんですよ。ホグワーツの教授としては4巻にしか登場しなかったマッド・アイ・ムーディー先生まで。

 

食堂を抜けると、大きな部屋にあらゆるセットが置かれています。

まずこちらグリフィンドール寮の中でもハリー、ロン、ネビル、シェーマスの4人の部屋。1巻で登場したあとも、毎年ちらちら登場しています。

セットは1年生の時にキャストの体にあわせて作ったものを6巻まで使用していたとのことで、最後の方はとても窮屈だったそうです。

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こちらはホグワーツの振り子の大時計ですね。3巻でよく登場しました。3巻は「時」がキーワードの一つだったからでしょうか。

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こちらはダンブルドアの校長室への入り口のガーゴイル。合言葉の「レモン・キャンディー」というと回転が始まり階段が現れて上階のダンブルドアの部屋へたどり着くのです。

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校長室がこちら。歴代校長の喋るポートレートがたくさん。

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ちゃんとダンブルドア先生もいらっしゃいます。校長室にはやりこの人がいないと。

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さて、今度は魔法薬学の授業です。教授はやっぱりあの人!スネイプ先生!

ハリーポッターを最後まで読んだら、スネイプ先生が嫌いなんて二度と言えませんよね。まだ魔法薬学の教授をしていた頃だったら、5年生以下の時ですね。

生徒たちの大鍋に、壁に怪しい薬品たちがたくさん。

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こちらは秘密の部屋への入り口。蛇語で呪文を唱えると、7匹の蛇が1匹ずつ縮んで扉が開くのです。2巻ではもちろん、7巻の最後の方でも分霊箱を破壊するためにロンとハーマイオニーが秘密の部屋へ向かうときに登場します。

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ホグワーツといえば、動く階段にしゃべる壁画。

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お次はホグワーツ城の庭にある、ハグリッドの家です。ハグリッドとファングもいて、横には3巻で何度も登場したカボチャも。

セットなので、部屋の中はもちろん、ほかの角度からしっかり裏まで作られているのも見られます。映画の通り、ハグリッドには窮屈そう。

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さて、ここからは学校の外。まずはロンのうちであるウィーズリー家です。絵に描いたような温かい家族そのもの。ハリーを実の息子のようにかわいがってくれるロンの両親に迎えいれられ、ハリーもよく遊びに行っており、物語でも何度も登場しますね。

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物語の中では、持ち物が兄のおさがりばかりで、マルフォイから貧乏といつもからかわれているロンですが、実は父親は魔法省勤務で純血の一族。子供が7人もいるので生活は大変でしょうが、決して俗にいう「貧乏」ではなく、むしろ上流階級の家柄なのです。決してそれを鼻にかけない家族でもありますが。

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勝手に編み物をしてくれる。ハリーが2巻でダーズリー家に幽閉されていたところをロンの家に助け出されたときには、初めて見る魔法族の家に感激していました。

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家族がどこにいるか一目でわかる時計のようなもの。なんでもばれてしまいます。

 

さて、今度は雰囲気が一変。ヴォルデモートとデスイーターたちです。

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両親がデスイーターであるドラコもまた高学年(成年となるころ)になると必然的にその道を歩み始めますが、そんな自分の出自や正義を疑問に思い始めるところも印象的でした。

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シリウスの両親のものだったという館。不死鳥の騎士団の本部として提供した家ですが、家族を樹に描いた壁紙がありましたね。デスイーターにならなかったシリウスは勘当され、焼いて消されていました。

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こちらは魔法省です。魔法大臣が立っていますね。物語が後半になってくると魔法省の出演がどんどん増えてきますが、それはハリーの対峙するヴォルデモートの問題が、世界を騒がせるほど大きくなってくるからです。それを最初は抑えようとしてホグワーツに干渉しはじめる魔法省ですが、闇の力はぐんぐんと勢力を増し、7年生になるころには完全に闇の手の中に落ちてしまいます。

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トイレに自分を流して出勤すると、この空の暖炉のようなところから現れられるのでした。

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ドローレス・アンブリッジのオフィス。

ホグワーツでも自室をひどくピンク一色にしていましたが、魔法省でももちろんそう。

7巻で分霊箱を探しに来た時にうつりました。

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魔法省のメインホールにある巨大なオブジェ。Mのマークは魔法を表します。「Magic is Might(魔法は力なり)」と書かれており、押しつぶされたマグルたちの上に魔法族が乗っている様子をモチーフにした像に、ハーマイオニーがショックを受けていましたよね。

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これは4巻の炎のゴブレットの最後で出てきました。デスイーターのバーティークラウチJrがマッド・アイ・ムーディに化けていた1年間、本物のムーディ先生はこの何重ものスーツケースに隠されていました。この一番したに倒れている先生もちゃんと作られており、箱の上方にある鏡で見ることができます。

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こちらはクィディッチの試合などに使うセット。やっぱり箒に乗るって言ったって、あの座面が必要ですよね(笑)ピアノ線を使ってキャスト同士をぶつかり合わせたりして、撮影もなかなか危険だったようです。

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そして、これに乗って写真撮影してもらえます。いい年ですが、ポッタリアンとしてさすがに撮らないわけにはいきませんでした。

あと、空飛ぶ車に乗って撮影もできました。もちろんグリフィンドールのローブを着て。

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今度は屋外スペースです。

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3巻でハリーを拾ってくれたナイトバス。

 

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そしてトム・リドルの墓。ヴォルデモートの父親のお墓です。4巻の炎のゴブレットでハリーはポートキーにすり替えられた優勝カップに触れてここへ連れてこられ、ヴォルデモートの復活を目の当たりにしました。

 

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この時は立ち入り禁止でしたが、ホグワーツの渡り廊下です。

3巻でみんながホグズミード村に遊びに行っている間、留守番のハリーはルーピン先生とここで谷を眺めながら会話していました。

5巻でアンブリッジに捕まったダンブルドア軍団たちが脱出し、シリウスを助けに魔法省に行こうと話していたのもこの廊下です。

 

ここはプリベット通り4番地。ダーズリー家です。まさにイギリスの一般家庭という感じの、こぎれいな小さめの一軒家。意地悪な一家のイメージが強いですが、なんだかんだハリーを成人まで育ててくれた家。それに、ハリーの命を守るにはここに住むことが不可欠だったことも最後には明らかになります。

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今度はハリーの生家。ゴドリックの谷のポッター家です。2階の部屋で悲劇が起きたことがそのままわかりますね。

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1巻で登場したチェスの駒たち。実際にロンの指示でハリーとハーマイオニーとロンはそれぞれ一体に乗ってチェスの試合を繰り広げました。

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ここからは模型コーナー。ほとんど首無しニックの模型。名前の由来を聞かれて首を外して見せてくれたことがありましたね。異様にリアルでした。ほかにもハグリッドや、ハグリッドの異母弟の顔も。

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ドビー!2巻で登場した後は7巻で久々に現れ、自らの命を犠牲に、ハリーたちを救ってくれました。あとは獣の本。あの手は2巻でノクターン横丁の闇の店で触ったら握られてしまった恐ろしい手の商品でしょうか。

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ディメンターもいます。

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これはグリンゴッツ銀行です。ホグワーツに入学するときにハリーがハグリッドに連れられて、莫大な遺産を目にしたところ。そして同じ時にハグリッドが、ここから賢者の石をホグワーツへ動かすという秘密の任務を行っていましたね。

7巻ではまさかの金庫破りに来ました。

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ダイアゴン横丁の町並みは、実物大でそのまま作られていました。映画の世界に入り込んだようで感動。

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ハリーが杖を初めて手にしたオリバンダーの杖店。

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初めて来た日にはハグリッドが誕生日プレゼントと言ってフクロウのヘドウィグを買ってくれた店もありました。

許されているペットはフクロウか猫かカエル。フクロウは郵便を運ぶのにも使えるから便利で、カエルは最近のはやりではないみたい。カエルを飼っていた生徒といえばネビルですが、流行に疎くワンテンポ遅い感じをうまく描写したのでしょうね。

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クィディッチのショップです。サッカーショップ的な、スポーツの店なんでしょうね。

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WWW(ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ)という、ロンの兄、フレッドとジョージが退学して開店したいたずら専門店。こちらはホグズミート村にあります。

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子どもの夢がいっぱいつまったいたずらグッズだらけのお店。大繁盛でした。

 

ホグズミード村の模型。

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そして一番最後が全員おまちかねのホグワーツ城。手すりの高さで大きさがだいたいわかるでしょうか。城のまわりを一周見られます。

あの音楽が流れていて、部屋のライトアップが定期的にかわり、朝になったり夜になったり。あかりの灯ったホグワーツ城も素敵ですよね。

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⑦ハリーポッターと死の秘宝 あらすじ・ネタバレ

ダーズリー家との別れ

最終学年7年生となるはずの夏、ハリーは、ダンブルドアが遺した仕事(ヴォルデモートを倒すために分霊箱を探し出して破壊する)を遂行するためにホグワーツには戻らないと決心しました。

ロンとハーマイオニーも、この戦争の時代の中、家族と離れてハリーと一緒に行くといいます。

ところで、ハリーはこれまで両親を失ってから16年間ダーズリー家に住んでいますが、そもそもどうしてこんな虐待のような扱いを受ける家で暮らさなければいけなかったのでしょう。

魔法界のヒーローであるハリーを引き取りたい家ならたくさんあったはずなのに。

そこにダンブルドアの思惑がありました。

 

これまでの歴史の中でアバダケダブラ(死の呪文)を受けて死ななかったのはハリーただ一人。その秘密は、命を賭してハリーを守った母の愛にあったのです。愛の力はそれほどに強く、この力だけが史上最恐とされるヴォルデモートを打ち負かすことができました。

だから、その愛の呪文をかけたハリーの母親リリーと血を分けたペチュニア叔母さんのところを家としている以上、ハリーには保護呪文がかかった状態となりヴォルデモートも手出しができないようなのです。

 

保護呪文は17歳(魔法界での成人)の誕生日に破れます。

家の前で、保護呪文が破れる瞬間を待ち伏せされては手も足も出ないので、誕生日を迎える前にハリーを不死鳥の騎士団員の安全な家に移す必要がありました。

 

決行の日は魔法大臣にも知らせていましたが、どんどん力を増すデスイーターたちはついに魔法省までも手中に入れていました。

大臣が魔の手に堕ちたと知った不死鳥の騎士団は、急遽ハリー移送の決行日を変更して裏をかくほかないと判断しました。

 

煙突とか、姿くらましとか、移動の方法はたくさんありますが、魔法省の力を使ってデスイーターに見張られています。

結局原始的に動くしかないとのことで、騎士団13人が集まり、予定より早くに日を改め、箒にのってロンドンの空を飛んでいくことになりました。

 

マグルであるダーズリー家も危ないからということで、これを機に引っ越してもらいました。ハリーは成人になりますし、これでダーズリー家と会うことは二度とありません。

 

ひそかに日程変更した移送の日、どういうわけかデスイーターに日程変更がバレており、騎士団は上空へ出発した途端に大量のデスイーターに囲まれ追いかけられます。

大半はロンの家まで命からがら逃げ切ったものの、移動の間にハリーのふくろうヘドウィグとマッド・アイ・ムーディーは殺され、ロンの兄ジョージは片耳を切られてしまいます。

 

結婚式からの急な旅立ち

その後、無事移動を終えたハリーたちはロンの家にとどまります。数日後にある、ロンの兄ビルの結婚式の準備を手伝いながら3人はこれからの計画をたてます。

 

そこへ訪れた新魔法大臣スクリムジョールから、三人はそれぞれダンブルドアが各々に遺したという形見をもらいます。

 

ハリーは1年生の時、クィディッチのデビュー戦で初めて掴んだスニッチ(羽のついた飛ぶ球)を受け取りました。

スニッチは中が空洞になっており、スニッチを掴んだ者の手に触れると球が開いて中が見えるようになっているのですが、いざハリーが手にしてもスニッチはびくともしませんでした。

 

ロンには火消しライター(まわりの灯を出し入れできる)、ハーマイオニーは「吟遊詩人ビードルの物語」という子供向けの御伽噺の本を贈られましたが、3人はダンブルドアの意図が全く読み取れませんでした。

結婚式の最中、ついに魔法省は完全にデスイーターたちの手に落ち、スクリムジョールが殺害されたというニュースが入ってきます。

一瞬ののちにデスイーターたちが式に乱入し、ハリーたち3人は家族や友人たちへの別れもできないまま姿くらまし(その場からどこかに瞬間的に移動すること)してマグルの町ロンドンに逃げます。

 

流浪しながら分霊箱を探す旅へ

とりあえずカフェに入ってみたものの、ここでも客に化けたデスイーターに攻撃され、これ以降は場所を点々と移動しながらそのつど周りに保護呪文を張って暮らすことにします。


ダンブルドアととってきた分霊箱スリザリンのロケットはにせものにすり替えられていましたが、それの本物が魔法省に保管されているということがわかりました。

3人は魔法省の職員に化けて見事分霊箱を盗んでくることに成功しますが、分霊箱を手にしたはいいものの壊すすべもなく、今まで経過してきた時間のわりに計画もうまく進まないのでみんなだんだんと不機嫌になり、ついに喧嘩になって怒ったロンは出て行ってしまいます。

 

残されたハリーとハーマイオニーは落ち込む気持ちを抑えながら二人で旅を続けます。

 

ダンブルドアの形見の意味

そんなある日、ハリーがいくら触れても開かないスニッチを何気なくいじっていると、自分は一年生の時の最初のクィディッチの試合で、スニッチを掴んだのではなく飲み込んでしまったのだったと思い出します。

そこで、手で握るのではなくスニッチに口付けしてみたところ、スニッチは開きませんでしたが、かわりになんと文字が現れました。

「終わる時に開く」と。

中に何が入っているのでしょう。終わる時っていつ?これこそがダンブルドアからのメッセージなんでしょうか。


しばらく経ってロンが帰ってきました。

どうして移動し続けているのにここがわかったのかと問う二人に、ロンは、「ハリーとハーマイオニーが一度だけ僕の名前を呼んだ。その時、火消しライターからその声が聞こえて、光が現れてここへ導いてくれたんだ。」と言います。

ダンブルドアはやっぱりさすがだ、こうなることまで見抜いていたんだから、と苦笑しながら。

 

ロンが、なぜかテントの近くに落ちていたグリフィンドールの剣(分霊箱を壊す力がある)も見つけたので、その分霊箱を壊し、ついに残りは3つとなりました。
 

死の秘宝

ハーマイオニーダンブルドアの形見の物語を読んでいましたが、内容よりも本に書き込まれた謎のマークが気になります。以前、ルーナの父親セノフィリウスが同じマークのネックレスをつけていたことを思い出し、話を聞きに訪ねて行きます。

どうやらこのマークは”死の秘宝”を表すもので、ニワトコの杖(世界一強力な杖)・透明マント(永遠に効果がうすれない)・よみがえりの石(死んだ人が生き返る)のことを指し、この3つを全て所有すれば、死を征服するといわれているそうです。

そこにはストーリーもありました。

「ペベレル家の三兄弟が旅していた。ある時三人が川に差しかかると、死が邪魔をした。三人は力を合わせ橋をかけて川を渡ったが、その事に腹を立てた死は、三人を褒めるふりをして、贈り物をするといった。

 

長男は世界最強の杖を要求した。死はニワトコの杖を与えたが、長男はそれを村中の人に見せびらかして自慢し、その日の夜のうちに盗人に喉をかき切られた。こうして死は長男を手に入れた。

 

傲慢な次男は、死を辱めようと、死者を蘇らせる道具を要求した。死は蘇りの石を与えた。

次男は石を使って死んでしまった婚約者を連れ戻したが、死者の世界にいた彼女はこの世界に馴染めず首をつってしまい、悲嘆にくれた次男も後を追った。こうして死は次男も手に入れた。

 

三男は謙虚で賢明だったので、死にみつからずに安心して暮らせるものが欲しいと言った。

死は渋々、自分の透明マントを与えた。

透明マントを着た三男のことを、死はいくら探しても見つけることはできなかった。

ある時、年老いた三男は、透明マントを脱いで自分の息子に着せ、古い友人として死を迎え入れ、ともに旅立って行った。」と。

 

あくまで神話だ、と主張するセノフィリウスでしたが、そのうちの一つである透明マントを所有するハリーは他の二つも存在する気がしてなりません。

 

そして、3つを所有すれば死を克服できるというのならば、何よりも死を恐れるヴォルデモートが、それらを探していないはずがありません。

これもダンブルドアからのヒントなのでしょうか。

 

マルフォイの館へ

ハリーたちは、これまでいくつもの場所に忍び込み、そのたびに毎回のように敵に追いかけ回され、辛くも逃げおおせてきましたが、ついに人さらいに捉えられてしまいます。

ハリーを狙うのはヴォルデモート一味や今やその手に落ちた魔法省の人間だけではありません。

ヴォルデモートのもう一つの目的は「穢れた血」(マグル出身の魔法使い)を皆殺しにすること。

そのために無作為に魔法使いたちをさらわせては賞金を払うという仕事をしていたため、賞金欲しさに魔法使いを捉えてデスイーターに引き渡す輩も多かったのです。

今回ハリーたちは、指名手配中の指名手配であるハリーとも気づかず、単純に人さらいをしているそんな魔法使いたちに捕まったのでした。

 

捕らえられた3人はマルフォイの館につれていかれました。

捕まった時にハーマイオニーが機転をきかせてハリーの顔を魔法で変形させていたので、マルフォイ家の人々はハリーが本物なのか自信が持てません。

 

今度こそヴォルデモートにハリーを引き渡して名誉挽回しようと躍起になっているマルフォイ家でしたが、二度の過ちは許されないと思い、自信がない中でヴォルデモートを呼ぶことができずにいました。

そこでちょうど休暇で家にいたドラコが、本物のハリーか確認しろと部屋に呼ばれます。

知り合いが見れば絶対に本人であることはわかるに違いないのに、ドラコは「わからない」と答え、どういうわけか、あれほど憎み合っていたハリーを守ります。

 

放り込まれた地下牢で、先に投獄されていたルーナや杖作りのオリバンダー、ゴブリン(グリンゴッツ銀行で働く小鬼)に出会います。

絶体絶命のハリーは、藁をもつかむ思いで、シリウスの遺品である鏡のかけら(シリウスが生きていた頃は、ここにシリウスうつり会話ができた。)に映ったように見えたダンブルドアの目に向かって助けを求めます。

すると、突然ドビーが現れ、地下牢にいた全員を助け出してくれたのです。

 

ドビーに連れられなんとかロンの新婚の兄ビルの新居へと姿くらまし(瞬間移動)しましたが、マルフォイ家を去る瞬間にベラトリックスが投げつけたナイフがドビーに刺さっており、ドビーは敬愛するハリーに看取られて死んでしまいます。

 

グリンゴッツ銀行破り

このころ、ヴォルデモートはダンブルドアの墓を暴いていました。

ダンブルドアの遺体はニワトコの杖を手にしており、ヴォルデモートはそれを取りに来たのです…

 

ハリーたちはビルの家で、次の計画をねります。マルフォイの館で聞いた会話から、グリンゴッツ銀行のマルフォイ家のスペースに分霊箱のひとつがあるのではないかと疑います。

ゴブリンに手伝ってもらってグリンゴッツ破りをすることに決め、ある朝3人はついに居心地の良い家を出発します。

怪しまれながら辛うじてグリンゴッツに入り込み、正体がバレながらもなんとか分霊箱(ハッフルパフのカップ)を発見し、取ってきました。

逃げ道を塞がれた挙句、銀行にいる護衛用のドラゴンに乗って脱出しましたが、手伝った見返りとしてゴブリンにグリフィンドールの剣を取られてしまっため、再び分霊箱を壊す手段がなくなってしまいました。

 

ダンブルドアの弟

残りの分霊箱はホグワーツに関連のあるものということがわかっています。

おそらく創設者のロウェナ・レイブンクローに関連のある品。具体的に何なのかはわかりませんが、その一つや、少なくともヒントはホグワーツにあると考えたハリーたち。

 

しかし、今や、ダンブルドアを殺害したスネイプが校長に就任し、デスイーターたちが教鞭をとっているほどホグワーツも、ヴォルデモートの手に落ちています。

ハリーがホグワーツに入ろうとすれば必ずデスイーターにバレてつかまるようになっているので、ホグワーツへ分霊箱を探しに行くなど自殺行為にも等しいことです。

 

しかし何としてでも仕事をやり遂げなくてはならないハリーたちは、ホグワーツには入らず近くの村へ姿現しをしてみますが、やはり警報がなってデスイーターたちが現れます。

危機一髪で近くのパブのオーナーに助けられますが、彼は亡くなったダンブルドア前校長の弟、アバーフォースでした。

ハリーが何回もシリウスの鏡の中に見た気がしたダンブルドアの目は、彼のものでした。

そして、マルフォイの館の地下牢で鏡に助けを求めたときにドビーが現れたのも、状況を察知したアバーフォースがドビーを送ってくれたからでした。

 

彼はハリーに、自分の命を守れ、ヴォルデモートとの戦いは諦めろ、と諭します。兄のアルバス・ダンブルドアの言うことに盲目的に従って、自分の命を投げ出すのが賢明なのか、アルバスはそんなにも信頼に足る男なのか、と。

確かに、ダンブルドアが亡くなってからダンブルドアの過去やハリーにまつわることなど多くのことが明らかになっていく中、正直ハリーはこれまでの親代わりとも思っていたダンブルドアへの揺らぎない信頼がぐらつくことも何度かありました。

しかしここにきて他人からそう問われ、ハリーは改めてダンブルドアへの忠誠の気持ちを新たにしました。

決心を変えない強い気持ちをもったハリーを見たアバーフォースは、彼の店にあるホグワーツへの唯一の秘密の入り口を開きます。

そこから現れたネビルに連れられ、いよいよハリーたちはホグワーツへ侵入します。  

 

もう一度ホグワーツ

道を抜けると、ホグワーツの隠し部屋にたどりつきました。そこでは、教授となったデスイーターたちからの暴行に抵抗し、追われたダンブルドア軍団の生徒たちが暮らしていました。

生徒達の知恵を借り、もう一つの分霊箱は「レイブンクローの髪飾り」であることがわかりました。そして「必要の部屋」に隠されていることも。

しかしそこでハリーたちがホグワーツにいるのがデスイーターの教授に見つかり、ヴォルデモートを呼ばれてしまいます。

 

ホグワーツの戦いに向けて

ホグワーツの教授たちはいよいよ決戦の時が近づいているのを察し、生徒たちを家へ帰し、ヴォルデモート到着までにハリーが分霊箱を探す時間を稼ぐため、ヴォルデモートたちをできる限り足止めさせることに決めます。

成年(17歳)に達した生徒は有志で残ってもよいことになり、多くのダンブルドア軍団はホグワーツ城に残って戦いに備えます。


ハリーは必要の部屋でついに分霊箱を発見しましたが、マルフォイと子分のクラッブ、ゴイルたちに攻撃されます。

クラッブが火を放ち始めたせいで最後は部屋が火事になり、ハリーは、借りを返さねばと、マルフォイを助けて逃げます。

この火は悪霊の火と呼ばれる特殊なものだったようで、その力で分霊箱は破壊されます。

 

ロンとハーマイオニーは、ハリーが2年生の時にトム・リドルの日記をバジリスクの牙で破壊したことを思い出し、二人で秘密の部屋へ行って、先日見つけたまま壊せずにいたハッフルパフのカップの分霊箱(グリンゴッツでみつけたもの)を牙で破壊してきます。

 

5つの分霊箱を破壊し、残りはあと1つ。それはヴォルデモートの蛇、ナギニでした。

 

教授陣の尽力もむなしく、ついに恐るべき数のデスイーターたちがバリケードを壊して城に侵入し、ホグワーツの戦いが始まります。学校外から不死鳥の騎士団たちも集まって激戦となります。

ハリーたちもナギニを殺そうとしますがなかなかうまくいかず。

 

しばらくして、ヴォルデモートから休戦の提案が入ります。

「今から1時間やるので死者を弔え。

そしてハリー・ポッター。お前は俺様のところへ潔く出向いてこい。そうすればこれ以上手出しはしない。魔法族の命の浪費は望むものではない。これ以上お前のために余計な犠牲者をだしたくないのだ。

ただしお前がこなければ容赦なく皆殺しにする」と。

 

ホールへ行くと、ロンの兄のフレッド、ルーピン先生とその妻のトンクスをはじめ、多くの友人たちが死んでしまっているのが目に入ってきました。ハリーはいたたまれなくなってホールを一人後にし、決心を新たにナギニを殺すため、ヴォルデモートに近づきます。

 

スネイプの最期

ヴォルデモートとスネイプが話している部屋の前で身を潜めていると、ヴォルデモートがナギニを使ってスネイプを殺し部屋を去っていきました。

 

「このニワトコの杖は俺に忠実ではない。お前を殺すことでしか杖の忠誠を得られないのだ」と。

(杖には忠誠心があるといわれています。

他人の杖を使っても魔法はかけられますが、パワーが違うよう。

杖の忠誠心を勝ち取るには、持ち主から奪う必要があります。

ヴォルデモートがニワトコの杖をダンブルドアの墓から盗んでいたのを覚えていますよね。ヴォルデモートは、世界最強といわれるニワトコの杖を使っていますがイマイチだそうで、その理由はダンブルドアから盗んだだけで奪ったわけではないからだと考えています。

ダンブルドアを殺害したスネイプに忠誠心が移っているので、そのスネイプを殺すことで自分が忠誠心を得られるという理解です。)

 

ハリーは、ヴォルデモートが去った部屋へ入りました。

そこには虫の息となったスネイプの姿が。出会ってから7年間ひたすら憎みあってきた男です。

スネイプはハリーを見ると自分の「記憶」を渡します。そして「お前はリリーの目を持っている。僕を見てくれ」といって死んでいきます。

 

スネイプの記憶と残酷な真実

ハリーは急いで「記憶」を見ます。そこで彼は天地がひっくり返るようなあらゆる真実を知ります。

 

スネイプはハリーの母であるリリーと幼馴染で、好意を寄せていました。

一緒にホグワーツに入学しましたが、リリーはグリフィンドール、スネイプはスリザリンに分かれてしまいます。

そしてハリーの父となるジェームズたちは日々陰気臭いスネイプをいじめて遊んでいました。ある日、リリーのことを好きだろうとからかわれたときに、あんな「穢れた血(マグル生まれの蔑称)」なんて、と心にもないことを口にしてしまって以来、リリーに口をきいてもらえなくなってしまいます。

 

そのうち愛するリリーが、大嫌いなジェームズと付き合い始め、結婚していくのを唇を嚙みながら眺めていることしかできないスネイプでした。

 

卒業後、リリーとジェームズはハリーという息子をもうけて家庭を築いています。

スネイプはヴォルデモートの手下となっていました。

スネイプは、「今年の夏に生まれた男の子が将来ヴォルデモートを脅かす」という予言を何の気なくヴォルデモートに伝えたところ、ヴォルデモートはそれをハリーだと決めつけ、殺すために探し始めました。

驚いたスネイプはダンブルドアに助けを求めます。「リリー一家を守ってください、隠してください。そのかわりに何でもしますから。」と。

しかし結局は、リリーとジェームズはハリーを守って死に、ハリーは額の傷のみで無傷で生存、ヴォルデモートは砕け散ったのでした。

スネイプは現場に直行し、リリーの亡骸を泣きながら抱きしめます。

 

ヴォルデモート亡き後は、ヴォルデモートの部下でさえも主君の死を認め、「洗脳されていた」とまっとうな世界に戻ってきた者が多かったようです。

スネイプも同様にホグワーツの教授に就任。

ダンブルドアに言われ、「自分の命をかけてハリーを守る。しかしこのことは誰にも知られないようにしてほしい」と誓います。

思えば、1年生のクィディッチで箒から落とされそうになったハリーを呪文で守っていたのもスネイプでした。

ヴォルデモートは、スネイプをスパイと信じていましたが、実はスネイプは二重スパイとして、ダンブルドアに忠誠を誓っていたのです。

 

6年生の時にダンブルドアを殺したのは、ほかでもないダンブルドアに命令されてのことでした。

どのみち呪いを受けてしまって余命の短いダンブルドアは、自分をあえてスネイプに殺させることで、スネイプに対するヴォルデモートからの信頼を勝ち得ようと考えたのでした。

 

ハリーをダーズリー家から移送する日程がデスイーターに漏れていたのは、ダンブルドアに言われてスネイプが本当の移送日を伝えたため。

これも、ここで本当の日程を伝えることで、スネイプは機密度の高い情報を流してくれる、とヴォルデモートたちに思わせるためでした。

 

空中での戦いでは、スネイプのセクタムセンプラ(切り裂き呪文)でジョージは耳を失いましたが、実は目の前のデスイーターの背中を狙ったものの手が震えて外してしまっていたのです…。

 

ハリーたちが分霊箱探しの旅の途中、家の近くになぜかグリフィンドールの剣が落ちていたのも、スネイプによって届けられたのでした。

 

そして、ダンブルドアとスネイプの会話で恐ろしい真実を知ります。

それは、ハリーがヴォルデモートに殺されそうになった夜、ハリーは意図せずしてヴォルデモートの7番目の分霊箱になってしまっていたということ。

つまり、ヴォルデモートを破滅させるためには、その前にハリー自身も死ぬ必要があると。

 

結局ハリーが分霊箱を破壊してきたのは、最後にヴォルデモートをやつけて平和な世界で生きるためではなく、自分が最後に破壊されて平和な世界を遺す、そのための道のりだったのです。

死を受け入れるハリー

記憶を見終わったハリーは、あらゆる真実にショックを受けながらも、最後に残された自分の任務を理解し、受け入れました。
そして、これから自分は死ぬのだということを誰にも話さないと決めます。

ネビルにナギニを殺すよう頼み、自分は殺されるためにヴォルデモートのもとへ向かいます。
これこそが「終わる時」だと気づいたハリーは、道すがら、ダンブルドアの遺品のスニッチ(「終わるときに開く」と書いてある)をとりだします。
ついにスニッチは開き、中からは秘宝の一つ、蘇りの石が現れました。
石の力で、死にゆくハリーの周りに、両親と、シリウス、ルーピン先生が現れます。

ハリーは自分のために亡くなってしまった愛する人々と話し、詫びます。
「誇りに思うよ、ずっとそばにいる」と言う両親たちに見守られながら、ついにヴォルデモートのところに到着。
石は震える手から滑り落ちて両親たちは消えてしまいます。ハリーはついに意を決して死を受け入れ、無抵抗にアバダケダブラの呪文を受けて殺されます。

不思議な世界

ハリーは気づくと不思議な空間にいました。真っ白で明るくて、安全で、清潔な駅舎のような場所。

どこからかダンブルドアもやってきました。

そこで、ハリーはまだ死んでいないといわれます。そのかわり、今殺されたことでハリーの中にあったヴォルデモートの魂は消えた、と。

 

もう一度あの戦場に戻るか、このまま終わりにするか、自分で選べるのだといわれました。

 

自ら殺されるために、ハリーはどれほどの勇気を振り絞ったことか。

死を受け入れたハリーには、もうこれ以上怖いことも辛いことも怒らないはず。これで全て終わって、痛みと悲しみに満ちた世界ともお別れのはずでした。

それが、もう一度あの場所へ戻るなんて…あくまでハリーの意思で選んで良いのです。

それでも、ハリーは自分の意思で、もう一回生きることにきめました。

もう一度戦場へ。最後の戦い

今度はハリーは、あのヴォルデモートの呪文を受けたままの場所で倒れていました。死んだふりを続けるハリー。

 

ハリーの死を確信し、城内に凱旋するヴォルデモート一味。降参を呼びかけますが、ほとんどは抵抗を続けます。

そんな中で、しばらく死んだふりをしていたハリーもタイミングをみつけて再び立ち上がります。

ネビルは最後の分霊箱であるナギニを殺して、ロンの母親は、ヴォルデモートの最強の腹心である魔女のベラトリックスを殺します。

そして最後、ついにハリーはヴォルデモートと2人きりで戦うことになります。二人が同時に呪文を唱えたとき、ヴォルデモートが放った死の呪文はいとも簡単に彼自身に跳ね返り、彼は死にました。

分霊箱はもうないので、もう生き返ることもありません。

 

ハリーはついに、1歳のときに決まった任務をやりとげたのです。

 

最強の闇の魔法使いヴォルデモートが、最強のニワトコの杖を手にしたのになぜ呪文が強くかからず、あっけなくハリーに負けてしまったのか。

それは、ヴォルデモートに大きな誤算があったからです。

杖の忠誠を得るには、持ち主から杖を奪う必要はあっても殺す必要はないのです。

ダンブルドアを殺したスネイプを殺しても忠誠を得られなかったのは、ダンブルドアをスネイプが殺す前に、マルフォイがダンブルドアの手から杖を吹き飛ばしていたからです。

ニワトコの杖の忠誠は、その時にダンブルドアからマルフォイに移っていたのです。

そしてマルフォイの杖は、ホグワーツで再会したときにハリーが吹き飛ばしていました。

よって、ニワトコの杖の忠誠はハリーのものだったのです。

戦いが終わり、焼け野原となったホグワーツで、ハリーはこんなものいらない、とそんなニワトコの杖を折って谷に投げ捨ました。

 

19年後

この本の最後の章は「19年後」です。

背景は、19年後の、ホグワーツ特急が発車しようとしているキングスクロス駅。

ロンはハーマイオニーと、ハリーはジニーと結婚しています。

ロンたちには2人子供がいて、ハリーたちには3人います。

ハリーは長男にジェームズ、長女にリリーと、自分の両親の名前をつけています。

 

次男の名前は”アルバス・セブルス・ポッター”で、ハリー自身が母親から受け継いだ緑の目を、唯一受け継いでいました。

 

この日は次男アルバスがホグワーツに入学する日。「スリザリンになったらどうしよう」と心配する息子に、ハリーは語り掛けます。

「アルバス・セブルス。お前はホグワーツの二人の校長の名を継いでいる。ひとり(セブルス・スネイプ)はスリザリン生だった。そして彼は僕の知っている人のなかで最も勇気のある人だった。」

 

感動的な終わりですよね。

実は、ハリーがスネイプの真実の愛の姿を知ったのは最後の戦いのさなかのごたごたの中だったので、あのあとハリーがそのことを誰かに伝える間もなく、実際にハリーがあの事実をどのように認識したのか、しっかりと描写されている部分が物語中にはなかったのです。

 

最後の章で、19年を経て、初めてハリーからスネイプへの気持ち、彼の愛と行動をついに正しく享受したということがわかり、ほっとしました。

 

そしてこの終わりの章は、「ハリーポッターと呪いの子」という舞台につながっています。まさにその舞台の最初の章はこのシーン。

 

今度の主役は次男のアルバスです。

これまた、ハリーの時代からの伏線が続いており、面白いので見てほしいです!