大正浪漫を感じさせてくれる街並みが若者にも人気の観光地となっています。
この川を挟んだ旅館街の雪景色が有名ですね。
夏は夏でよいですが、やはり銀山温泉といえば印象的な雪景色を一度は見たいものです。
もともと江戸時代に温泉街としてつくられたものが、大正後期になって大量・高温のお湯が沸くようになり、立て直しがされて人気の温泉宿となり、そのまま保存されているようです。
旅館内の写真はありませんが、古き良き日本を感じられる木造の宿ばかりで、それでいて温泉やトイレなどの水回りは新しくリフォームされており、過ごしやすくなっています。
夕暮れになって旅館に明かりが灯り始めると、なんとも幻想的な雰囲気になってきます。
立派なお屋敷にかかる赤い橋が風情がありますね。どことなく千と千尋の神隠しを彷彿とさせるような妖しい魅力が漂っています。
現代のLEDの明るい室内に慣れていると、橙色の明かりって懐かしいような温かい気持ちになりますよね。
川辺を縁どる街並みはほとんどすべてが温泉旅館です。ただのお店や日帰り温泉、ごはんやさんは僅かに数えるほどしかありません。
こちらは私のお気に入りの一枚。
冬で皆さん暗い色のコートを着ているせいか、写真に写りこむ観光客たちもまた、夕暮れに帰路を急ぐような雰囲気を出しているのです。
街灯は洋風なのでしょうか。古き日本に取り入れられたおしゃれな文化が雪の中で良い味を出しています。それにしても想像以上の雪でした。
周辺にはこけしやさんがあったり。
こちらは2,3店舗しかないお土産やさんの一つ。2階はカフェになっています
人が集まって温かい雰囲気です。
雪にたたずむ郵便ポストさえ風情あります。
街のところどころにある時代を感じさせてくれるものがありますね。
銀山温泉というのはこの街並みを擁した地域の名称で、実際に宿泊するのはそれぞれの旅館です。アクセスは少し悪いので、バスかレンタカーで来ることがほとんどでしょう。
海外旅行に行けない昨今、逆に国内旅行で日本の歴史に触れたり、和の文化を感じるのも良いですね。