留学の時の最も主流なaccommodationであるホームステイ。
見ず知らずの外国人の家に泊めてもらって、家族の一員として暮らし始めるって、思えばすごく怖いですよね。
何度か経験があるので、その時の記録をシェアします。
◆ホームステイでの毎日
☆まずは朝起きて、おうちで朝ごはん。
studentの年齢によるのか家族のルールや年齢によるのかは不明ですが、マザーが作ってくれる場合と、キッチンや食材を自由に使っていいので自分で用意する場合があります。
どのみち日本のようにこだわった料理が朝から出てくることは滅多になく、作ってくれるとしてもヨーグルト、シリアル、トーストこれだけ!なので自分で用意しても大差ありません😅
☆平日はschoolへ。
高校生で行った時は、毎日車で送ってくれました。(というのも、その学校はどの生徒も親が毎日車で送迎するのが普通だったのです。)
ランチもランチボックスを持たせてくれて、完全にまわりの生徒たちと同じ生活をさせてもらってました。
ランチボックスは、日本で言う部活のシューズケースにそっくり🙏
食パンのサンドイッチが一つと、リンゴやバナナなどのフルーツ、ポテトチップスなどの小さい袋が入っています。
このセットはどの家も同じ。りんごは丸々入っているので、かぶりついて芯を捨てるのです。日本みたいにウサギさん型に切られてフォークがついてなんて絶対ありません🙅♀️お弁当箱なんて繊細なものもありません。(日本人のお母さんってすごい)
一方、高校卒業以降(海外では成人ですね)に行った時は、通学は一人で。バスを使ったり徒歩で行ったり。
向こうのバスって、日本と違って停留所名を放送しないんです。なので景色で察して降りるしかなくて、間違えてもおしまいだし、最初は絶対絶命サバイバルでした。
ランチはschool周囲で調達するか、家の食材を使ってサンドイッチを作って持って行くかしていました。
☆school終了後
高校生の時はマザーが車でお迎えして帰宅。夕飯はファミリーと食べます。
ただ終わりがかなり早いので(日本なら部活や塾や習い事がありますよね)、ファミリーとおうちで映画をみたり、ボードゲームをしたり、ホストシスターの習い事に一緒に参加させてもらったりしました。ファミリーとボウリングにでかけたり、外食に連れて行ってもらったりもしました。
成人では、当然一人で帰宅。ただ語学学校では放課後にイベントが用意されていることが多いので、毎日それに参加したり、友人と寄り道して帰ったり。
何も言わなければ家で夕飯を用意してくれますが、外で食べてきたければ、それはそれでちゃんと連絡すればok。
向こうはパブも12時前には閉まってしまうことが多いので、日本でいう「週末は飲む」と同じくらい日常的な感じでクラブに行くこともありました。日本のクラブとは全然イメージが違いますね。
海外では18歳以上になれば門限などもなく自由です。でも、心配させないよう連絡は忘れないように。
18歳以上とはいえ学生だったのでタクシーを使うこともなく、電車やバスの終わった夜は、いつもひたすら歩いて帰っていたのを覚えています。1時間以上歩いたことも…!
☆週末
高校生の時はファミリーと過ごしていました。いろいろ観光地に連れて行ってもらって楽しく遊びました。おばあちゃんの家に一緒にお邪魔させていただいたことも。
成人後は本当に自由。逆に言えばファミリーが用意してくれることはないので、schoolで友人を作って何か約束をしないと、せっかくの留学なのに一人家で過ごすことになってしまいます。
すごく素敵だったカナダのファミリーは、ファーザーとトレッキングに行ったり、マザーと映画に行ったり、ご夫妻とアウトレットにショッピングに行ったこともありました。
小旅行もありです。わたしはイギリスからフランスに行ってきちゃいました。もちろんschoolでできた友達と。
こんな感じです。どうでしょう?
ホームステイが合う人と、寮とか気ままな生活が合う人といると思いますが、
現地の料理や生活、習慣を知れるホームステイは、一度は経験できたら貴重な思い出になるんじゃないかなと思います。
ちょっと寂しい思いをしたこともあれば、本当の家族のような暖かさに包まれていた経験まで、様々です。
カナダに行った時のご家族が本当に良くて、映画で見るような温かいご夫妻でした。20歳だった私と同い年の息子さんもいたためか、成人しているとは言え、良い意味で「子ども」として目をかけてくださったところがありました。
友達ができる前の週末にはお出かけに誘ってくれたり、リビングに居場所をつくり、優しくいつも話しかけてくれました。
最終日には、スキーが趣味と話していた私に、カナダ柄のスキー用グローブをプレゼントし、空港までご夫妻でお見送りまでしてくださったのです。
異国の地で冷たくされるとより心が痛むのと同じで、優しくされると、本当に本当に心に染み渡るのです。
なんとかして恩返ししたいなあと、今でも思い返しています。