おもちゃばこ

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🐨初留学の全て、語ります。概要編

今でこそ数え切れないほどの海外滞在経験がありますが、

その全てのきっかけとなった、そして自分の人生における価値観を最も大きく変えてくれた貴重な経験となった、忘れもしない人生初の短期留学について書きたいと思います。

 

概要

初めて留学に行ったのは、高校生の時の春休み。2週間、オーストラリアのブリスベンに行きました。

学年も学校もばらばらで日本全国から集まった10人ほどの中高生たちと、引率の日本人の先生1人のチームで成田空港に集合し、そこからは一つの学校の研修のような形で過ごしました。

 

初対面とはいえ全員すぐにうちとけ、飛行機でわいわいしながらオーストラリアに着きました。

そこからは貸し切りバスで一日観光をしてから、各自ホストファミリーと対面してそれぞれのおうちへ向かいます。

そこでホームステイをし、翌日からは現地の高校に通いました。学校ではbuddyと呼ばれる生徒がいて、校内では常に一緒に行動します。

 

週に1.2回ほど遠足の日があって、その日はハイスクールには行かず、日本人学生たちでまたバンを貸し切り観光に行きます。

 

留学のきっかけ

多くの人は躊躇するのでしょうか?親に行かされる人もいるのでしょうか?

私の場合は、海外ドラマの影響を受けて中学に入った頃から憧れていました。留学に行ってみたいと両親に懇願して数年、ついに念願叶って行かせてもらえることになったのです。

海外経験は家族旅行でハワイに行ったことがあるだけ。学校の合宿以外で親元を離れたことだってなかったのに、不思議と何の恐怖も不安もありませんでした。希望と期待しかなかった。これは今でも不思議です。

世間知らずすぎたのか、super positiveだったのか。まあ若かった、いや、幼かったのでしょう。

 

ホームステイでの生活

滞在中はホームステイでした。

今回は一応日本からのグループツアーのような形だったので、初日に所定の場所で全ファミリーが集合し、そこでツアーバスから生徒を一人ずつ担当のファミリーに受け渡す形式でした。

日本からの引率の先生(都内の高校の英語教員)と、現地での責任者である日系のスタッフさんが責任を持って引き渡してくださるので、中高生を預ける親御さんとしては比較的安心なのではないでしょうか。

 

私のホームステイ先は、ママとちょっとオマセは可愛い10歳のシスターの二人家族のおうちで、2匹の犬とハムスターたちを飼っていました。

広い庭があって、そこでBBQをしたりもしました。

部屋は、普段シスターが使っている部屋を借りていたのですが、家具は白で揃えられ、化粧台には大きな鏡と、私ですらまだ持っていなかったメイクセットが並んでいました。壁にはマイリーサイラスのポスターがあって、まさにドラマで見る海外の女の子の部屋という感じのかわいいお部屋でした。

 

登下校は現地の生徒たち同様、車で送迎してもらいました。こっちは車での送迎が普通なんですね。確かに映画で見たことある。

 

放課後や休日は普通に家族として過ごします。私はショッピングモールやボーリングに連れて行ってもらったり、シスターのおばあちゃんも一緒に博物館に行ったりしました。

シスターがボーイスカウトと日野研的なものをやっていたので、その日は一緒に参加しました。幅広い年齢のkidsがいる中でも私だけちょっと年上だった気はするけど、でもシスターが必ずそばにいて仲間に入れてくれたので、シスターの友達たちと一緒になってたくさん遊びました。

 

あとは家ですごろくのようなボードゲームをしたり、movie nightをしたり。

 

あれ以降、海外経験を重ねてからは何も思わなくなったのですが、当時海外といえばハワイのホテルしか知らなかった私は、些細なことにカルチャーショックを受けまくる日々でした。

海外に慣れた方には、そりゃそうだろということばかりかもしれませんが、まだピュアな私が驚いたことたちを列挙させてください。

 

・トイレを流す時、大を押すと水が跳ね上がって便器が濡れ、小を押すと流れきらない。

・州ごとの決まりで、シャワー時間は2分か3分まで。バスタブにお湯をはるなど論外。

・食器洗いは、お湯をはったシンクに食器を入れ、一枚ずつ出しては洗剤で洗い、そのシンク内の水でそのままゆすいで乾かす。

・tea bagでお茶を沸かして飲むなんてなく、飲み物は水。

・ステンレス水筒などなく、水筒はプラスチックボトルに水道水を入れたもの。

・お弁当は皆サンドイッチにポテトチップスに果物まるまる一つ。このセットが入る大きく平らなランチボックスをみんな使っている。日本のような可愛いお弁当箱に彩り良いおかずたちなんてものは誰も持っていない。

・家の中で靴を履くか履かないかは本当に部屋ごとにも棲み分けられていない。出かける時間が近いからそろそろ履いておくか、というようなイメージ。

・庭への扉に犬用扉が付いていて、犬は好きな時に庭を行き来できる。雨の日に濡れた足で室内に帰ってきてもあまり気にされない。

・エアコンではなく天井プロペラ。

・歩道が芝生だからか、シスターは裸足で散歩していた。

・kids集会のようなところで、支給される食事がチキンヌードルだったのだが、シスターが「この子チキンが苦手なの」と伝えてくれたところ、具が皆無のオンリーヌードルが出てきた。

・BBQで食べようとした肉にハエが止まった時「あら〜よくあることよ!」と言われて終わり、そのまま食べなくてはならなかった。

 

 

学校での生活

午前中は日本人のみで集まって、二手に分かれて少人数で英語の授業。

文法などではなく、オーストラリアについて英語で学ぶ、といったイメージ。

オーストラリアの歌を学んだり、国の地理について習ったり、ベジマイトを試食したり。

英語のレベルとしては低かった。

 

午前の授業が終わるとbuddyが迎えにきてくれて、一緒にランチ。

お昼休みには、そのままbuddyや友達とおしゃべりしたり、buddyがダンスの練習がある時には一緒にスタジオに行って見学したりしました。

 

午後はbuddyの選択している授業を一緒に受けます。理科や数学やパソコン、、日本語の授業もありました。

授業中に、近くの席になった子たちが、喋りかけてきてくれたりした時は、授業中にちょっとお喋りしたりして、より現地での学生生活に馴染めた気がして嬉しかったです。

でもその内容が、「ねえドラッグやったことある?ないの?じゃあタバコは?」などといった内容だったのでびっくりしてしまいました。

 

 

そして驚いたことといえば(学校によるとは思いますが、私の行った学校では、ということです)

・教室にクーラーがなかった

・自分の教室というものがない。大学生のような感じ?

・朝礼とか夕礼とか、そういうものは無い

・ランチは、基本的に屋外の通路で立ち食べ。

・髪は何色でもいい。紫もいた。唇ピアスの生徒も。

・教卓に座って授業をする先生もいた。